ネズミ被害の見分け方!7つのポイント
2022/03/11
タグネズミ予防法ネズミ対策
ネズミ被害の見分け方!7つのポイント
天井から物音がしたり、食品をかじられていたらネズミがいる可能性があります。しかし実際に姿を見たことがなく、駆除に踏み切れない方も多いのでは。ネズミがいるかどうやって確かめたら良いでしょうか。今回はネズミ被害かどうか見分けるチェックポイントをご紹介します。
ネズミ対策の前にチェックしておきたい7項目
ネズミは夜行性のため、人間が寝静まった頃に活動します。警戒心も強く人前にほとんど現れないため、ネズミがいるか実際に確かめることは難しいでしょう。しかし「ネズミがいるかも」と疑うべきポイントはいくつかあります。ネズミが残すサインを7つ、確認していきましょう。
天井や壁から物音がする
天井裏や壁の中から、なにやら物音がする場合、ネズミの可能性を疑いましょう。深夜にコトコト、カサカサといった軽い音がするときはネズミの走り回る音の可能性があります。また、チューチューといった鳴き声や、物をかじる音を立てるときもあります。
見覚えのない穴が壁に空いている
ネズミは壁沿いなど隅を移動し、かじって穴を空けて中に侵入します。人があまり寄り付かない家の隅に穴が空いている場合は、ネズミがかじった可能性があります。侵入口は黒く汚れていることが多いので、穴の周りが汚れているときはさらに確率が上がるでしょう。
近くでネズミの駆除をしていた
近隣の家でネズミ駆除をしていたのを見かけた場合、近くにネズミが住み着いている可能性が高いです。ネズミは集団で生活し、しぶとい生き物です。駆除されても逃げ延びる個体がおり、近くの家にすみかを移すことがあります。
茶色や黒のフンのようなものが家の中に落ちている
黒っぽいフンのようなものが落ちている場合もネズミの可能性があります。ネズミのフンは種類によって形状が異なります。ハツカネズミは4~6mmで平面的、クマネズミは6~10mmで細長く広範囲に散らばっています。ドブネズミは10~20mmで丸みがあります。
ダニに刺されるようになった
ネズミは体にくっついたダニを媒介します。掃除をしているにも関わらずダニに刺されるようになったら、ネズミがダニを持ち込んでいるかもしれません。
食べ物や壁、電気コードなどにかじられたようなあとがある
ネズミは雑食で、保管されていない食品をなんでも食べてしまいます。また、ネズミの前歯は一生伸び続けるので、削るために硬い物をかじる習性があります。電気コードや、柱や壁などにもかじられた痕跡がないかチェックしましょう。
自分の家だけなぜか停電したことがある
電線や配管は地中に埋まっていたり、屋根裏や壁の裏に這わせていることが多いです。そういった場所はネズミの通り道のため、かじられてしまうことがあります。自分の家だけ停電し、周囲の家は通常通り点いていることがあればネズミに配線をかじられているかもしれません。
ネズミが出没する理由
ネズミはなぜ見つかれば駆除されてしまう危険を侵して、人間の住居に入ってくるのでしょうか。それは人間の家がネズミにとって快適な環境だからです。ネズミが発生する原因を知っておきましょう。
餌が充実している
ネズミは小さな体をしていますが激しく動き、よく食べます。一日に食べる餌の量は、自身の体重の25%から30%と言われています。それだけの量を自然のなかだけで探すのは困難です。人間の住居には食品が大量にあり、餌には困りません。雑食で、生ゴミや石鹸までも食べてしまいます。
過ごしやすい環境がある
ネズミは寒さには弱い生き物です。気温が10℃以下では冬眠してしまいますが、人間の住居は常に温かく過ごしやすい温度が保たれています。巣作りの元となる紙や布なども集めやすく、繁殖にも適しています。また、人間の住居は蛇などの外敵から身を守るにも安全なすみかです。
備えておきたいネズミ予防法
ネズミの被害にあわないためにはどうすれば良いでしょうか。予防法を確認しておきましょう。
食べ物の管理をしっかりと行う
食べ物をむきだしのまま放置しないことが第一の予防となります。冷蔵庫やふた付きの容器にきちんとしまうことを心がけましょう。残飯を漁られないように、ゴミ箱にふたをしたり食器もすぐに片付けたり、餌や水を簡単に得られない環境を作ることが大切です。
壁や天井などに隙間を作らない
壁や天井に隙間があれば、そこからネズミは侵入します。通り道やすみかを作らないため、隙間を作らないことが大切です。もし隙間があるようなら、パテなどで埋めて補修しましょう。
衛生管理を心掛ける
食品の残りやカスはネズミの格好の餌となってしまいます。部屋は定期的に掃除し、清潔を保つようにしましょう。また、整理整頓を心掛けることで巣の作りにくい環境にします。
<まとめ>
深夜にかすかに物音がしても、実際に姿が見えなければネズミ被害と断定しにくいかもしれません。しかし、放っておくとあっという間に被害は広がってしまいます。チェックポイントを押さえて、もしやと思ったときにすぐに対策を取れるようにしておきましょう。